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お腹の調子を整える鍼灸治療では、どのような診方をするのか

目次

お腹の調子を整える鍼灸

お腹の調子を整える鍼灸、どう診る?

 潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群

 下痢、便秘、食欲不振

 食べた後にお腹が痛くなる、 

 逆流性食道炎、お腹が張る、また冷える感じ・・・

 

 個々の症状を上げればひとつひとつの症状に名前がついています。

 ただ、鍼灸治療では病名にこだわらず

 症状の「状態ごとの特徴」に基づいて治療

 ケアをしていきます。

 

 この点が一番大きな鍼灸の特徴です。

 

 鍼灸治療で診ていくこと

 鍼灸は鍼と灸を用いて身体のケアをする。

 鍼は刺すもの、お灸は熱を感じるもの。

 物理的にはそうですが、

 ただ

 それだけなら、このツボに鍼を、

 と簡単です。

 

 ですが、実際には鍼を行う前に、見立て

 どのように治療を行うかを見極めなければ

 なりません。

 

 その診方がいくつかありますが

 お腹の調子は全身的な問題とも関係しますし

 体調、体力、日々の活動においてもそうですし

 また、症状によっては深刻に気持ちの面にも

 影響してきます。

 

鍼灸治療独特の診方 潰瘍性大腸炎

 お腹の調子、潰瘍性大腸炎を例にしますと

 下痢、また血便や発熱、体重の減少など

 大腸の粘膜を中心に広範囲に病変がある

 等の特徴があります。

 下痢、という症状を見ると

 お腹が下る、ということですが

 ただの下痢ではなく、 

 トイレの後でもすっきりしない、痛いような感じが残る

 など、トイレに行ってもすっきりしない

 という方もいます。

 

 また、体重減少ですが

 食事も繊維質を制限したり、いろいろと気をつかう。

 またそのことがストレスになり、

 体調面と気持ちの面でのバランスから不安になる。

 特に体力面での不安が多いでしょうか。

 夕方、あと週末に疲れる、など。

 

 そのためにちょっとしたことが影響してきたりします。

 

 こうしたことを考慮して

 体力面と気持ちの面のケアが含まれた治療が必要となります。

 

鍼灸治療の際に

 実際に鍼灸治療を行う時に

 いろいろなことを総合的に診ますが

 その中の一つ

 お腹の調子とも関係の深い

 

 背中のツボの診方

 についてお話します。

 

 背中は広いですが

 上は肩のあたりから下は腰まで

 

 で、ツボもたくさんありますが

 上の方は呼吸器

 お腹の裏あたりは消化器、また肝臓など

 腰のあたりは腎臓や、排泄など

 

 に関するツボがあります。

 お腹の調子ならお腹のウラ

 背中の真ん中あたりに治療をすればいいのでは

 と思われるでしょうが

 

 確かにお腹の裏あたりのツボも使いますが

 背中も背骨を中心に、左右

 ツボにも右と左があります。

 

 で、この左右差が必ずあります。

 それは、はっきりと分かるものではなく

 微妙に分かるくらいのもの。

 

 お腹の裏だけでなく 

 背中の上の方、腰の方も必ず微妙な左右差があります。

 

 軽く触れて分かるくらいの

 たとえば、右の方が少しくぼんだ感じ

 少し皮膚の張りがないような

 

 というものですが、でもこうしたかすかな感じ

 をみつけていくことが

 鍼を行う前の診方のひとつです。

 

 ちょっと弱っているな、と言う感じのところに

 軽めの鍼をしますが

 痛みがなく、鍼が入っていく感じも

 言葉では言い表しにくいですが

 

 ツボ、身体が受け入れてくれるような感じがする

 という感覚の角度であったり、深さであったりすることが

 大事かもしれません。

 

 下痢でも、トイレの後スッキリする

 スッキリしなくて気持ち悪いなど

 傾向があると言いましたが

状態によってもツボの反応が違ってきますから

こうしたことを見ながら治療をしていきます。

 

 話が細かくなりましたが

 いい感じの鍼ができたほうが

 実際に身体が軽くなったり、

 手足が温かくなったりします。

 

 これは背中の上の方、腰のあたりも同じですが

 これも症状や体力の状態により

 さじ加減をします。

 

 お腹の調子に関しては背中のツボはほぼ

 用います。

 それだけに、ていねいに、いい感じの

 心地よさを感じる(患者さんが)鍼が

 効果の良しあしにも関わってきます。

 

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