鍼灸専門 3,300円
痛くない鍼 ひとりひとりに合わせた治療
みぬま治療室の施術内容
治療代一律3300円(およそ30分)
私たちの身体、心は常に調子の良し悪しに「動き、変化」があります。
複数の症状がある場合でも脈の状態から「身体のどこに気(エネルギー)を集中させるか」、「痛みの原因となっている気の過不足をどのように調整するか」、ツボを選ぶ際の優先順位を確かめるために脈診をします。身体から求められる「サイン」が脈の状態から読めますので素直に従ってツボを選び、痛みのない鍼で調整をしていく手法です。自律神経症状、痛みの治療を同時に行うことも可能ですが実際には症状が急性か慢性か、慢性症状の場合、体質と出ている症状(苦痛)からツボを選ぶ際にどのような判断をするかが大切になります。素直に純粋に身体からのサインに応じたツボに鍼をする方が無理がなく、季節に合った身体の状態にもなり、順次、次第に心身共に安定しやすくなります。
当院は鍼灸専門治療院です。マッサージ等の施術は行っておりません。各種保険には対応しておりません。
症状ごとの施術内容
不眠、めまい、頭痛、体調不良
腕、脚、背中のツボに一か所一か所、鍼、お灸を行います(同時に何本も鍼をするのではなく、一か所のツボに加減をしながらの鍼を行い、その都度脈の状態やツボの反応を診る、というやり方になります。当院では一貫してこのような手法で鍼灸治療を行います)。
疲労、季節変化、気圧、日常生活の無理な負担などと体質的な特徴との関連を結びつけて痛くない鍼で調整をします。
上半身と下半身(脚)のツボをうまく組み合わせて調子を引き上げていきます。
過敏性腸症候群 胃腸の調子
背中のツボ、仙骨(骨盤)部のツボにお灸を行います。熱くないようにゆっくりと「温かさが浸透していくように」お灸をします。
施術後に背中から身体全体に温かさが広がっていくようにお灸をすることで精神的な面での助けにもなります。
*お灸が苦手な方の場合は極々、やさしい鍼を行います(痛みを感じないように鍼を行うことが効果につながります)
生活上の不安としてのトイレの問題、精神的な不安などに対して全く痛くない鍼で心身の緊張を解いていけるようにしていきます。
また、患者様ひとりひとりの状態を診ていく中で胃腸に関するツボよりも精神安定効果のあるツボを中心に診ていった方が効果のあることも多いです(もちろん個人差があります)。
潰瘍性大腸炎
お灸中心の治療。特に潰瘍性大腸炎の場合は用いるツボを背中のツボに絞って集中的に温かい(熱くない)お灸を行います。
性格的に非常にまじめな方が人間関係等において我慢を重ねた結果、気力、体力を消耗してしまうケースが多いように見受けられます。
お灸を行うことが多いですが、気力、体力を充実させて身体の中心、お腹に気(チカラ)を集めることを目的とした施術をします。日常生活での様々な制限が広がっていくように自信をつけていけるように。
まめい
気を頭に引き上げます。
突然襲ってくるめまい、姿勢、頭の位置によってめまいが起こると言った症状は頭部への巡り(血流と言いたいところですが、気の巡りと表現します)が不足することにより引き起こされます。
足の冷え等との関連も見ながら頭と足(脚)、内臓の調子等をいっしょに引き上げる調整をします。
肩こり 肩甲骨周りのコリ
気を引き下げます。
PCの長時間使用、日常の精神的な疲労に起因する首から肩のコリに対しては精神安定効果のあるツボを用いて呼吸が深くなり心の面でも「やすらぎ」を得られるように施術を行います。硬さ、張る感じの左右差を見極めて施術します。
首、肩だけでなく手足のツボも用いながら一か所に停滞した気の滞り(これがコリです)に逃げ道を開けてどいてもらうと言う考え方をします。
腰痛 首の痛み
脚、背中のツボも合わせて腰の状態を良くしていく鍼灸を行います。
局所(腰)だけでなく離れたところ(首の硬さや脚、ふくらはぎの硬さ等も良くしていくことを同時に行うことで全身の身体の使い方が無理のないようにしていくようにします。
慢性的な腰の痛み、首の痛みに対しては表層と深層の筋肉の硬さのアンバランスな状態が長いこと続いている「固定してしまっている状態」を少しずつ変えていけるよう、実際に身体を動かしていけるように調整をします。
首、肩、背中、腰の左右の硬さが必ずありますが、動きにくいロックされた状態の患部が少しずつ変わっていくように左右差、硬さの変化を常に確認しながら鍼を行います。
腎機能 クレアチニン値
お灸を行います。
腎機能をできるだけ温存することを目的とします。用いるツボは1か所か2か所です。お灸を行うことが多いです。
クレアチニンの数値と他の症状(糖尿病等)との関連も考慮しながら一番身体にとって効率よく気(エネルギー)が充足されるツボを探り、そのツボに集中したお灸を行います(鍼を行う場合もあります)。
糖尿病 コレステロール値 中性脂肪
背中にお灸を行います。数値を安定させるためには背中のお灸が適します。例えばHbA1c(糖尿病の検査値)の数値が基準値よりどのくらい出ているのか、また他の症状との兼ね合いとしても例えば同時に腰痛がある等の場合にも背中のツボの中からいいツボを探ってお灸を行います。基準値に近づけることも大切ですが、同時に気力体力を温存しながら日常生活を自分らしく過ごせるように、と言うことを目指します。
必ず、身体からの何らかのサインが出ていますので数値を安定させるためのお灸に加えて他の症状がある場合、また、睡眠状態や胃腸の調子、日常の動作での痛みやしびれ等がある場合等、お一人お一人の体力、生活の質の状態に合わせて精神面とのバランスも考慮して診て行きます
運動と食事のバランスについては各人の生活習慣の元出来る範囲で継続できることをしていただきながら、定期的な鍼灸を受けていただくようになります(週に1~2回程度)。
用いるツボは1か所か2か所です。身体の消耗を防ぐということをテーマに一番身体に元気を入れていくことのできるツボを探り、そのツボに一番適した加減のお灸(または鍼)を行います。
アトピー性皮膚炎
皮ふに気の流れを届けます。
皮膚の状態をよくしていくために呼吸の状態に着目した鍼灸を行います。呼吸が深くゆったりとした状態でいられることで皮膚に「いい気」が届きます。
また睡眠の状態も良くしていくことも同時に行い休息が上手に取れることで気力、体力の回復=皮膚の状態を良好に保つ(皮膚のコンディションの安定)という考え方をします。非常に微妙な加減の皮膚にやさしい痛くない鍼を行います。少し前まではアトピーは大人になったら治る、と言われていたこともありますが最近では大人になってから発症する方も多いです。考えられることとして精神的ストレス(嫌だなと思うことを長期にわたり我慢している)、生活環境の都市化(ここさいたま市、大宮の街中だけでなく見沼区周辺も宅地化が急速に進んでおり自然な環境が少なくなってきています)、そして液晶画面、パソコン、スマホの影響(眼や脳が休まらない)、LEDのライトの普及により夜間でも昼間と同じような目の働きが強いられる、等です。こうした影響から身を守るための治療も同時に行いながらアトピーの症状に対応していきます。
気管支ぜんそく
胸に気を集めます。
呼吸の状態が、吐く時につらいのか、吸う時に辛いのか。一日の中で何時ころが一番つらいのか。と言ったことを考慮して鍼灸を行います。季節的な面での傾向(つらさが出やすい時期)も大切ですが、一日の中でどの時間帯がつらいか、と言うこともどの経絡にツボを求めたらよいのか、と言うことにつながります。基本的には背中の肩甲骨より上(首の方にかけて)、また左右の腕のツボに時間帯の影響のヒントがあることが多いです。
症状の辛さの傾向により用いるツボも変わってきます。また咳による辛さのために首や肩が硬くなることが多いために首や肩の硬いコリを取ることも行います。
更年期障害
年艇的な身体、心の変化として気力が出てこない、ホットフラッシュ、頭痛、めまい、胃腸の調子、精神的に落ち着かない状態が続いている等、人それぞれですが体質によりつらくなりやすい症状(出やすい症状)があります。実際に出ているつらさから、もっと奥の日常の中での身体の傾向をお聞きして脈とツボを探ります。日常の中での傾向とは、午前中(太陽が昇る時間帯)につらさが出やすいか、夕方(日が沈む時間帯)がつらいか、同じ症状でも一日の中のリズム(自然の動き、太陽の位置、また潮の満ち引き、月の満ち欠け)によりつらくなりやすい時間帯や、季節的にも暑い時期、寒い時期どちらが苦手か、または夜寝る時の姿勢も仰向けは落ち着かない、横向きの方が楽、等、至る所に経絡やツボと通じるヒントがあります。いろいろな観点からヒントを得ながら診て行くことが症状の改善に大切なことも多いです。コミュニケーション、と言う意味合いもあますがこちらからいろいろとお聞きしながら診させていただきます。