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潰瘍性大腸炎 ツボ 鍼灸を行う際に気を付けるべきことが。

潰瘍性大腸炎 ツボ 鍼灸を行う際にお腹の症状の辛さがひどい場合にはツボを絞って鍼灸の施術を行います。お腹の中心にエネルギーを届けたいので「あえて他のツボは用いない、少ないツボに集中する」のが特徴です。

目次

潰瘍性大腸炎 ツボへの鍼灸 その使い方

●鍼灸の効果は「どのツボに」、「どのくらいの加減で」と言うことが大事。

●体と心に元気を入れていくように鍼を加減しながら治療する。

●特に背中のツボへのお灸が腸に元気を届ける。

鍼灸を受けてみたらどうかな? と言う期待と不安のある中で(過敏性腸症候群の記事の中でも触れていますが)ツボの用い方によってお腹の調子が楽になることもあれば、全く効果が現れないと言うこともあります。

当治療室におけるツボの用い方の特徴をお話します。

潰瘍性大腸炎 ツボ せっかく鍼灸をやるなら

鍼灸を受けられるなら当然のことですが効果のあるものであってほしい。 お腹の中心、胃や腸に元気を与えることをしていくように加減をしたツボの使い方をします。

そのために、お腹に元気が行くツボを使うことになります。ツボと言うと身体全体、頭から手足、お腹、背中とたくさんありますが、その中でも特に今現在、症状のつらさがなかなかよくならない、体力面、気力、体重の減少等に悩んでいる場合は身体にたくさんあるツボの中でも限定したツボ選びをします。

背中やお腹などの体幹部のツボを中心に用いていきます。

「青空が透けるコスモスの花弁」の写真

手足にもツボはありますが、手足のツボはあえて用いないで体幹部、お腹、背中のツボのみ用いるという方法がお腹にエネルギーを届けやすくする上での大事な考え方となります。

潰瘍性大腸炎 ツボ 経過によって鍼灸の加減を

過去に潰瘍性大腸炎を患ったことのある方で、その後の経過が良好な場合には手足のツボを使っていくこともあります。

その場合には、今現在 気力体力が回復していて他に病気も今現在はなく日常生活を送れている、と言う場合にです。

潰瘍性大腸炎の苦しみを経験したことのある方に共通する特徴として、真面目で協調性のある方が多い、と言うのが私自身の経験から感じているところです。周囲に気を遣い、やさしい心の持ち主が多く、内面に溜めこんでしまう(精神的に)傾向にあります。そのため肩のこりに悩む方も多いのが潰瘍性大腸炎を患ったことのある方に多いとも言えるかと思います。

原因を内面的な、精神面の負荷に求めることで「どのくらいの加減の調整がいいのか」が見えてくることがあります。あまりに精神的な面での負荷がかかりすぎている場合には特に微妙な加減を必要とする場合があります。

手足のツボは 痛み コリ しびれ 等があるときに用いることが多いのですが(あと頭痛や、めまいなどにも)、精神的な負荷がかかることで肩のコリがひどくなる場合に「体幹部ではない、手足のツボ」はとても効果があります。

参考  手足(脚)のツボの性質としてたとえば腰痛等、痛みを腰から動かしたい(取り除きたい)時に脚のツボを用いて腰回りの硬さの左右差を整えると言った場合に用います。「白いキバナコスモス」の写真

ただ、手足のツボを用いる方法は身体の状態、お腹の状態、症状に苦しんでいる場合には刺激が強すぎると身体が受け止めることがあるためにお腹の症状、体力の消耗がある時にはあまり積極的に手足のツボを用いた鍼灸治療を行わない方がいいと言う考え方をします。

お腹の症状がつらい時には あえて手足のツボを使わずに体幹部 お腹 背中のツボのみ用いることでお腹の奥にエネルギーを集中させることにつなげていくという考え方をします。

背中のツボでも、本当に1か所か2か所のツボに、それも背中全体の中で、一番、見た目にも触れても元気の感じられない所に限定して「鍼よりもお灸」を行います。

●背中のツボのみに集中して、たくさんのツボを用いない

●背中のツボのみに「お灸」をすることでお腹にエネルギーが行く

●手脚のツボを用いると、お腹にエネルギーが届けられないばかりか返ってお腹のエネルギーを減らしてしまう

このような考え方の元に、背中のツボにお灸を暑さを感じない加減で行います。熱さを感じないけれどもお灸の「熱感」は身体の奥、お腹の奥に届くように加減をしてお灸を行います。集中力を必要とする治療です。

過敏性腸症候群の記事はこちら

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