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坐骨神経痛の鍼灸治療

坐骨神経痛のしびれ感、つらさのレベル

脚(太もも、ふくらはぎ、足の先)のしびれ、臀部(お尻)のしびれ、痛みもあるがしびれも感じる、慢性的につらさがあり、いつ良くなるのか分からない、と言う症状に対しての鍼灸治療の考え方をお話しします。

腰痛、坐骨神経痛は脚、腰の症状として多くの方が苦しんでいる症状です。坐骨神経痛の痛み、しびれは動けないほどのつらさではない場合と、本当に動けなくなるつらさと、つらさの段階により鍼灸治療の方法も変わります。腰痛も同じく動けるか、動けないかと言う痛み、つらさの段階により治療法が変わってきます。つらさのある部位を単なる部位として診るのではなく重要なのはつらさの性質を見極めて鍼の加減を行うことです。

坐骨神経痛、つらさの段階

とてもつらい、苦痛がピークの時には鍼を行うツボも局所には直接鍼をしないで脈診をしながら効果のあるツボを探します。これは他の症状の場合も同じです。大事なのは本当に効果のあるツボを見つけることで、その根拠としての脈の状態を診た上でのツボの位置を確認して「加減を間違えずに」鍼をすることです。

ツボも下肢の膝から下のツボを用いて、どの経絡上のツボに鍼をしたらいいかと言う方法を取ります。痛い、しびれ、がピークの時には脚のツボが割と「分かりやすく反応をしてくれる」ことが多いです。苦痛、症状の性質がはっきりとしたつらさであるから、ツボも見つけやすいのです。一方で、しびれがあってつらいけれど動けると言った状態がもう何年も続いている、と言った場合は辛さの段階としてはとても我慢ができないほどではないので、この場合は脚のツボを探ってもなかなか「ここだ」と言うツボがはっきりと見つけにくい場合もあります。

症状が発症してからの期間が長い場合は慢性的な症状として、つらさのある箇所が受けているダメージが深い所にある、一方で、耐えられないつらさだけど発症してからまだ時間がそれほど立っていない場合は辛さのある箇所のダメージがそれほど深くない場合が多いです。

この、つらさのレベル、段階が症状が発症してからどのくらいの期間が経っているかと言うことも加味して、脚のツボにどのくらいの加減の鍼をしたらいいのか、と言うことが目安として決まりやすくなってきます。はっきりとした苦痛の強い段階ではダイレクトにツボに正面から鍼をする。慢性的になっていて苦痛が耐えられないほどではない場合は例えば痛みのない、反対側の脚のツボや時に腕のツボなどに反応があることもあり、時にそうしたツボが効を奏することもあります。ツボの妙味、鍼の独特の効果ともいえるでしょうか。

状態により、ツボの使い分け、鍼のさじ加減がつらさのある部位に対しても異なってきます。こうした加減をすることで今の症状の段階に応じた治療が可能となります。

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