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めまいの鍼灸治療

めまいの鍼灸治療

めまいがつらい、と訴えて当院にお越しになる方は2つに分かれます。

元々めまいがあり、長年不安がありながらも何とか状態を維持してきた。

今までめまいはなかったのにここ最近めまいを感じるようになった。

と言う2つに分かれます。

長年めまいに苦しんでおられる方の中には季節の影響によりつらくなる(春先など)、天候の悪化により影響を受けやすい等の「傾向」がある方もいらっしゃいます。

はじめてめまいを感じたと言う方の場合は症状が発症して日が浅い症状ほど早期に良くなりやすいという傾向にあります。あくまで傾向ですので、実際にはお会いして体質や症状の推移などを伺ってからでないとわからないところはあります。

めまいの鍼灸治療の診方です

実際の鍼灸治療の際に仰向け、うつ伏せ、時に横向きなど姿勢を変えながら治療を行います。その際に、たとえばうつ伏せの際に首を左右のどちらかに向いた姿勢でうつ伏せになる方が楽(またはつらい)と言う方もいます。首の向きはどの経絡上のツボに鍼をしたらよいかを教えてくれる身体からのサインでもあります。首を右側に向きにくい場合は右足の経絡上のツボに反応があるのではないか、と言うようにです。

こうしたサインは「見えるサイン」です。一方で「見えないサイン」もあります。

首の向きや、首、肩の周囲の硬さが「どの辺りが硬いか」ということも診ますが、これは分かりやすいサイン「見えるサイン」です。首の真横ならこの経絡、後ろならこのツボと言うようにです。

一方で見えないサインとしては、首や肩の凝りなどのように分かりやすいものではなく、身体の奥の方のサインんとして脈の状態から判断をしていきます。

脈の状態が力が弱い打ち方であることがめまいの場合多いのですが、単に力がないと言うことだけでなく、全身にある経絡の中でどの経絡の流れが弱っているのか、それを脈を診ながら探ります。探り当たる場合は、いいツボが見つかります。そしてそのツボに鍼をすることで首や肩の凝りの反応はもちろん、ふくらはぎや臀部の硬さの左右差、また腹部(腹筋)や背中の硬さの左右差などが整うように身体が反応すると足にしっかりと力が入り、身体の中心にも芯が通ったような感覚になってきます。

身体に芯が通るような感覚と一致するのは脈にも力が入ってくると言うことです。脈の状態が力がない感じである場合がめまいの場合多いと言いましたが、実際の治療の際には脈の状態を何度も確かめ、徐々に脈に力が入るようになってきているかを診ます。

そのために脈を診ながらツボを探り、しっかりとした脈になるツボにのみ鍼をします。鍼も単に指すと言うことではなく身体の中の方に力が入ってしっかりするような意識を術者(鍼灸師)も持ちます。そうすることで加減をしながら程よい鍼の加減で身体と対話をします。

身体は自分自身のものですが、しっかりと自分の身体の中心が「自分のものであって一致している感じ」になるようにしていかなければなりません。そのために内側の見えないサインを脈からツボを導き出していくのがめまいの鍼灸治療になります。

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痛くない鍼 ひとりひとりに合わせた治療

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