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お腹の調子、脈(みゃく)、季節の変わり目、鍼灸治療の考え

目次

お腹の調子、季節の変わり目

お腹の調子、今の時期

冬から春に変わってきていますが

お腹の調子、または体調そのもの

どうですか?

 

だんだんと暖かくなっていきますが

もうすでに身体は

春、に変わっています。

 

身体が春に変わる、それは

身体も季節の変化により変わります。

その変化は体感的には

暖かく感じて、楽だ。

動きやすい。

と感じることもあるでしょう。

 

鍼灸治療の場合は

脈(みゃく)を診るのも

ちゃんと季節の変化に対応できているかの

見極めとなります。

 

脈、どう診るのか

ではどのように脈をみるのか。

手首のあたりに脈の拍動を感じるところがあります。

手首の関節のシワ、親指側の上の方

 

と言ってもなかなか最初は分かりずらいかもしれませんね。

 

脈をみる位置がありますが、

このところの脈の打ち方がどうなっているか、

脈拍数をみるのではないので

自然な、いまの脈の状態が

力があるか、ないか

 

浮いている感じなのか、沈んだ感じなのか

 

もっと細かく、感覚的にいろいろな情報を

感じ取りますが

 

いまの時期のいい脈は

少し浮いて、やわらかすぎず、

で、ちょっと硬さもあって

糸を引いたような感じのものがいいです。

 

糸がぴんと張っている

けれど、糸自体は細いものです。

 

これを言い換えると・・・

 

冬から春になる

冬から春になり植物の芽がでますね。

でも、まだ芽は茎が細いですし

ちょっとした風に折られてしまうかもしれない。

 

しっかりとした幹になるにはまだ弱いのですね。

これを「糸」に例えています。

 

細いからぴんと張らないとならない。

 

で、しっかりとした幹になるように

太陽の光を浴びようと、どんどん伸びていきます。

自然の法則です。

 

一方、冬は動物の冬眠、ではないですが

植物も当然、生えませんし

土の中に眠っている。

植物ならば地中で春になるのを待っている、

芽を出すための準備を地中で行っています。

 

冬の脈は、沈んだ感じ、春のように

浮いてくる感じはなく

脈自体がもぐっている感じです。

 

お腹の調子も、冬は本能的に

寒さから身を守るため、体温維持のために

内臓に血液が集まっている状態でいます。

 

春になると、動いて、身体を使うことで

汗をかくことが夏に向けて必要になってきます。

体温が体にこもらないように、ですが、

 

ある程度積極的に動くのが自然な季節ですので

筋肉も使っていった方が体も元気になります。

もちろんお腹の調子も。

 

お腹の調子が冬から春になって、暖かくなると

楽だ、という方が出てくるのもこの季節ですが

 

寒い時と違って、自然と動きやすい

動くからエネルギーを使う

使った分を食事や睡眠でエネルギーを

取り入れようとする。

 

というリズムが出来てくると

お腹も調子が出やすくなるのです。

 

動物が冬眠状態から目覚めて

まず最初にするのが

食べることですが、

 

食べよう、という意欲

が、冬眠中

人間で言えば睡眠中に蓄えられます。

 

で、実際に食べて、栄養が取りこまれて

はじめて、元気に動けます。

 

このように、全身の状態、自然のリズム

といったことが食べるということにも

関係してきます。

 

で、食べると面白いことに

脈も元気になります。

 

お腹が減っているときは脈も元気がない。

もともと体力に自信のある方は

同じお腹が減っていても

体力に自信のない方よりは

脈が元気、というように

個人差はあります。

 

脈を診て、脈が元気になるように

鍼灸治療をしますが

 

脈の変化、が鍼灸治療の中でも

一番の効果を確認できる特徴の一つです。

 

実際、お腹の調子が整って

元気になってくる場合は

脈も元気になります。

 

しっかり食べて、活動しようという状態に

近づいていると判断します。

 

鍼灸の用語で、陰陽(いんよう)

という言葉があります。

 

このあたりを今度お話します。

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