
初診限定500円割引の3,300円
通常3,800円 一人一人に合った施術を行います。

鍼灸の効果は施術中(後)に●呼吸が楽になる、目や頭が軽くなる、●足が温まり耳が冷たくなる(頭寒足熱の状態)、●皮膚の滑りが良くなる等の変化を感じることができるのが最大の特長です。
お腹から下は~ぐっと力が入るように、胸から上は~ふーっと軽い感じになるように!
あまり難しいことを言わずに出来るだけ分かりやすい言葉で説明します。
私たちの身体(心)は表裏一体です。調子の良し悪しにも波があり一定の周期があります。季節や天候に左右されることもあれば日常生活の中での疲労等、無理を重ねることで不調が長引くこともあります。
頭痛でもお腹の症状でもその時その時の状態により使うツボ、また、鍼やお灸の加減も異なります。
陽の季節 | 有効な穴 | 陰の季節 | ||
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立春 | 2月4日ごろから | 水穴 土穴 (穴) | 立秋 | 8月8日ごろから |
雨水 啓蟄 | 2月19日 3月6日 | 水穴 火穴 | 处暑 白露 | 8月22日 9月6日 |
春分 | 3月21日 | 水穴 土穴 (穴) | 秋分 | 9月23日 |
清明 | 4月6日 | 水穴 火穴 | 寒露 | 10月8日 |
土用 穀雨 | 4月17日 4月20日 | 火穴 金穴 | 土用 霜降 | 10月20日 10月22日 |
立夏 | 5月5日 | 木穴 土穴 金穴 | 立冬 | 11月8日 |
小満 芒種 | 5月21日 6月6日 | 木穴 金穴 | 小雪 大雪 | 11月22日 12月7日 |
夏至 | 6月22日 | 木穴 金穴(穴) | 冬至 | 12月22日 |
小暑 | 7月7日 | 木穴 金穴 | 小寒 | 1月6日 |
土用 大暑 | 7月20日 7月23日 | 火穴 金穴 | 土用 大寒 | 1月17日 1月20日 |
図の木穴、火穴、、、はツボのことを言っています。穴は「けつ」と言います。ツボのことを経穴(けいけつ)とも言います。ツボを結んだ線が経絡(けいらく)と言い季節によりどの経絡からどのツボを選ぶかと言うことも大切になります。 木穴は春、火穴は夏、土穴は土用(季節の変わり目)、金穴は秋、水穴は冬 にそれぞれ用いるツボになりますが、実際の身体は本来の季節のリズムとずれている(夏なのに冷えている等)ことが多くそうした自然界のリズムと身体との調和を図るために脈を診ながら最も適したツボを探します。
鍼灸(当院)では、脈(みゃく)の状態や顔色等、実際にお会いした際の元気さをよく診ます。
心身の状態は数値やデータでは分からないものが隠されていることは本当に多いです。また、薬や手術は避けたいと思われている方も多いのが事実です。
その隠されたところが脈(みゃく)や顔色、背中や腕、脚の皮膚の状態などに表れています。
脈が速い場合は皮膚の感じも張りがある。脈が緩んだ感じの時には皮膚も緩んでいる、と言うように脈と皮膚の感じが一致している状態であるべきですが、季節や天候、体調の波によって脈と皮膚の状態が一致しなかったり脈の状態、皮膚の状態が極端に良くない状態になることもあります。そのような状態を脈を整え、皮膚の状態を整えることから調子を取り戻していく、と言う段階的に診ていく方法になります。
出来るだけ薬に頼らず、自分の中にある自然治癒力を高めることで症状をよくしていけるようにするにはお一人お一人の脈(みゃく)の状態やツボの反応に素直に従って多すぎず少なすぎずと言う加減の鍼灸治療を行うことが大切です。
現在お薬を服用中の場合は身体が自然に回復する力(自然治癒力)を発揮できるようにしていきます。
例えば頭痛の鍼灸治療を行う場合、頭に鍼をするのではなく腕や脚に鍼をすることで頭に上がりすぎた「気」を下げる、足の方に引き下げると言う考え方をします。
一方でめまいの場合は頭に気を引き上げるようにします。
お腹の調子については口の中から肛門まで粘膜でつながっていると考え、物理的に消化する、排せつすると言うことではなくそれ以前の食欲、便通の後の心地よさまでしっかりと感じるようにならなければなりません。
上がりすぎているものは下げ、上がっていかないものは上げてあげる、お腹を中心とした内臓にはエネルギーを蓄えることを鍼灸治療で行います。
下図:生命の守り・・・・経絡(経脈)は気の通り道です。気の流れを調節することで日常生活のリズムをよい状態に保ちやすくなります。経絡にもそれぞれの役割、働きがあります。心身の状態により経絡(ツボ)を使い分けます。
急性の外傷などを除いて私たちの心と体は時間の中に生きているとも言えます。
春夏秋冬、朝昼夜と心身のリズムは一定のリズムを刻んでいるようでも実際はその時々の状況により影響を受けます。
精神的にショックを受けたり、身体的に疲労が重なることが長く続くと良好なリズムを保ちにくくなります。
等、一日を過ごす上で心身の状態を上向きにしていくためには身体だけでなく心にもエネルギーを入れていくことがとても大切になります。
鍼灸治療を受けられて少しでも楽になり、状態を保つために「脈(みゃく)」の状態を確認します。
手首の脈を診ます。私たちが時間の中に生きていると言うことは脈の状態も季節や時間帯、精神状況により刻々と変化していることを意味します。
精神的に不安定な時は落ち着きがなく騒がしい(さわがしい)脈で呼吸も浅く、悪循環から抜け出せない気持ちになる。
このような状況を
精神的に安定している時には落ち着いたゆったりとした脈で呼吸も深い、顔色もよく身体も軽い。
と言う状態になるように鍼灸で調整を行いますがひとりひとりの様々な背景、現在の状態は当然異なるためにどこに(いわゆるツボ)、どの程度の加減で鍼灸を行うかと言うことがとても大切になってきます。
また、使うツボも毎回同じというわけではありません。
時間や季節、症状の推移により刻々と変化する脈の状態に従ってツボを決め調整をしていきます。
穏やかな心と疲れを引きずらない身体、誰もが望むものではないでしょうか。
私達の生活は本来、もっとゆったりとした時間の中で心身ともに余裕があるべきですが現代生活の諸々の事情により心身ともに窮屈(きゅうくつ)な状態で日々を過ごされている方が多いです。
鍼灸治療を行う際には経絡(けいらく)と言う気の通り道の流れを良くすることを行います。
その際に「心包経(しんぽうけい)」と言う経絡上にあるツボを用いることが多いのがここ最近の大きな特徴です。この心包経の調整は特にメンタル、原因が分からないけれども不調が続くと言った症状にとても有効です。音や匂い、光などを過敏に感じると言う症状も当てはまります。
心包(しんぽう)の役割は私たちの心と身体の一番奥の方、これ以上入り込まれてはまずい、と言う深い所に影響が及ばないように「目には見えないけれども守ってくれているオブラートのような存在」と考えられています。このことは数千年前から続く鍼灸の古典(素問、霊枢、難経)にも記されています。
心身ともに無理をした状態で時間が経過することで私たちの本能は身体だけでなく心の状態も「守ろう」として身体、心に様々な反応を示して「つらさ」としてサインを出してくれます。
一人一人の体質により
他、現れ方は異なりますが何らかのサインが心身から出ていると考え、どのように調整をしていったら楽になるのかを探っていきます。
脈、呼吸が落ち着き、皮ふが元気になると心身ともに落ち着いて楽に感じてきます。
ひとつのツボに鍼をしたら脈、呼吸、皮ふの状態を確認して(感じて)と言うことを繰り返す治療を行います。
特に心のケアを行う場合には一つ一つのツボに鍼を行って反応(脈、皮ふ、呼吸)を確かめながら治療することで患者さんとの意思疎通を図っています。
みぬま治療室の治療方針、鍼についての考えについて説明させていただきます。
ご来院されましたら、お話を伺い「何が一番困っているのか」をお聞きします。
当治療室の鍼灸治療は少ないツボで一番効果の出る方法をという考え方をしています。
多くのツボを用いることは刺激量だけが多く、本当に身体、心を良くするのとは別のものであると考えています。
ツボの用い方も目的があり、本当に必要なツボはごく僅か(わずか)です。
その最も大切な絶対に必要なツボに集中した治療の方が絶対に効果があるのです。
症状別に治療方針や鍼の考え方を紹介します。
脈診(みゃくしん)を十分に行います。いいツボが見つかると脈が変わります(いい脈になります)
皮ふは身体の一番表面、表層にあります。
皮膚の状態も人それぞれで、もちろん体質によって皮ふへの悪影響の現れ方にも差があります。
少ないツボで治療を行うため極端な話、1か所のツボしか行わないこともありますがむしろそのほうが効果がある場合が多いです。
おそらく身体が受けとめる「許容量 キャパシティー」として少ないツボの方が負担がなく自然治癒力に働きかけやすいのだと思います。
脈診をしてみますと長年に渡り身体に負荷がかかっている場合には徐々に治療をしていくことが必要だと言うことが手に取るようにわかる場合があります。
脈の状態もすぐに大きく変わること(変えよう)とすることが大事ではなく今後長い時間にわたって身体の負担を減らし数値も平均して安定するように少しずつ治療をします。
*脈とは脈診(みゃくしん)と言う、身体の心の状態がどのような傾きをしているかを見極めるためのものです。
最初はできるだけ3~4日に1度に治療をしたほうが効果的です。症状、状況により1週間に1度、2週に1度と言う場合もありますが数値の推移(血液検査)と照らし合わせながら診ていきます。
心筋の壊死がある場合等、無理をしないことを前提として長い目で見て少しずつ気力、体力面を元気づける、その、元気づける方法も慎重に行う必要があります。
もちろん鍼灸も非常に控えめに、慎重に行います。
胃の痛みは体質により用いるツボも変わります。
胃腸の調子が良くない場合にはお灸を行うことがあります(慢性の下痢、便秘と下痢を繰り返す等)。
*過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎の項目もご覧ください。
過敏性腸症候群は心身のケアを鍼灸で行います。心身のケアの鍼灸は痛くない鍼、熱くないお灸を行います。
過敏性腸症候群から回復した方は本当に元気になります。体質も変わるのか気力体力が増します。
潰瘍性大腸炎は体力の回復、温存を第一に体重を増やせるような身体づくり少ないツボで 全身的な疲労を軽減させることをします。
肝臓をどのように捉えるか西洋医学と異なり鍼灸の特長として 身体の中心、 エネルギー(気)を肝機能の働きにあつめるような治療をします。もちろんツボの数も少なめに。
肝臓と他の臓器との関連なども考慮しながら鍼灸を行う必要があります。
腎機能は一旦低下すると元に戻らないと言う説がありますが本当にそうでしょうか?
尿が出ていて鍼灸治療を受けて身体のだるさなどが軽減していくようであれば可能性は高くなります(今後の腎機能を保つと言う意味で)
できるだけ自分の力を生かす(薬に頼らずに)薬を今以上に増やさないように
もし薬が増える場合には気力体力の温存を図る鍼灸治療を行いながら様子を見ていきます。