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ストレートネック 鍼灸治療 首の痛みを楽にする鍼灸治療法

ストレートネック。ここ数年よく耳にする言葉です。ここ最近、ここ数年目立ってきた症状なのでしょうか?昔はなかったのでしょうか?過去のことは憶測になりますが今の時代に良くみられる他の症状とも照らし合わせて考えてみます。

目次

ストレートネック 鍼灸 首の痛みになぜ腕や脚のツボ

特にスマホの普及により若い方だけでなく年齢の高い方も首を下に向けて電車の中、街中でスマホを見る光景は当たり前のものとなりました。

この下を向く姿勢、動作と言うより姿勢と言った方がいいのではないかと思うのですが、一日の中で長時間スマホの画面を見る、首を下に向ける状況はよい姿勢とは言えないことは既にお分かりのことと思います。

●長時間首を下に向ける姿勢

●脚を使わない

●自然の動きに反する

脚を使わない、と言うことはウォーキングをしたり、自転車に乗ったりと言うこと以外にもっと足を踏ん張る動き、動作をした方がいいという意味で考えてみてください。

たとえば、お尻の筋肉、太もものウラの筋肉を大きくダイナミックに使う動きとして大地をしっかりと足裏でつかみ、中腰の姿勢でふんばるような動作を日常の中でなかなかしないようになってきています。

重いものを中腰の姿勢で持つことは腰に負担がかかりますが、それとは別に畑仕事で鍬(くわ)で土を耕すような動作を想像してみてください。脚をしっかりと踏ん張り、腰が据わって全身を使う動きです。

脚にしっかりと力を入れて腕も使います。両手両足をしっかりと使うためには体幹がしっかりとしなければなりません。体感が軸となり両手両足がしっかりと動くという動作がいわゆる「仕事」、つまり動作を行う上で必要なのです。

「ネコと伸びる影」の写真

ストレートネック 鍼灸 脚をどのように使うか

首がしっかりするためには脚からしっかりしないといけない、と言う意味です。足裏、足首から膝、股関節、骨盤、背骨、そして首と一連の流れがありますので長時間立ったまま、座ったままの姿勢で首を下に向けて画面を見ることが身体の自然な動きに反する状況を作り出してしまっているということです。

キーワードは長時間と言うことです。

長時間、目や脳を酷使し、脚の動きを封印してしまうような状況下にあると考えてみてください。

脚をどのように使うかは、例えば相撲の四股(しこ)のような動作を日常の中で取り入れるといいと思います。お尻から太物の筋肉が大きく伸ばされます。股関節の動きが良くなりますので腰への負担も減ります。もちろん首にもいい影響が行きます。首のすわりが楽になります。コリにもいいです。

ストレートネック 鍼灸 腕や脚のツボをつかう

腕や脚のツボを使うのは何で?

●遠くを見るのがよい

●足に力が入っているのがよい

●呼吸が深い方がよい 

実際に鍼灸を行う際に腕や脚のツボを首の辛さのケアに用います。硬くこり固まってしまった首に鍼を行うことだけだと、動きの悪さ、流れの悪さ、つまり余裕のない首に直接鍼をしても、すねた子供の用になかなか言うことを聞いていくれないような、その時は楽になったように感じても後々、本当に効果があったのか?と言うことになりかねません。「睨みつける猫」の写真

脚のツボへの鍼が内臓の働き(胃腸の働き)や、実際に腰から足の動きをよくする効果が合ったり、腕のツボへの鍼が肩甲骨の動きをよくしたりと言う効果があるからで首だけの問題ではなく脚からしっかりとさせていかなければならないということと目的が一致します。

内臓の調子とは内臓の調子(胃腸の調子)がいい方が目も楽で、頭も軽くなるという効果があるということです。

 

ストレートネック 鍼灸 脚からの効果

 

脚のツボは他にも頭痛や、めまいにも効果があります。頭、目ばかり酷使している状態では頭にばかり疲労が集中し脳が休まる暇がありません。

そのため脚のツボに鍼をすることで脚の動きをよくして、お腹の調子も引き上げ、頭、脳、目にばかり行っていた悪い流れを変えていくことが大切になります。

ストレートネックと言う表現からもっと首の骨、頸椎(けいつい)についての話になるかと思われた方もいらっしゃると思いますが、首は脚からと言う考え方は昔から鍼灸の効果としても言われていることです。

昔のことについてはおそらく昔の人もあまり体を使うことのない生活をしていた方、身体があまり強くなく外に出れない状況に合った方などはストレートネックがあったのではないかと思います。

また別の機会に書いてみようと思います。

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