
鍼灸専門 3,300円
痛くない鍼 ひとりひとりに合わせた治療

肩甲骨周りのコリ、痛み、音がする。疲労、全身の疲れと隣り合わせ
セルフケアと実際の鍼灸を行う場合についてお話をします。
肩甲骨周り、背中から上がつらい。首も肩も、特に肩甲骨の内側がつらい、肩を回すと音がする(音がしそう)、引っかかる感じがある、こうしたつらさに対して、ストレッチや、ゆっくりと入浴したりセルフケアを行っている方も多いことと思います。
ただ、実際にゆっくりと休めればいいのだけれど、なかなかそうもいかない。休んでも疲れが取れない、と言う方もいらっしゃると思います。
肩甲骨のあたりがゴリゴリ、ゴキゴキと音がすると言う方にとって肩を回すときのその感覚は何とも言えないマイナスな感覚として感じるのではないでしょうか? ああ、こんなに負担がかかっているのか、、と。
この音ですが、きっと同じ音がするのでもその程度に差はありませんか?
体調のいい時と、そうでない時で気になる度合いが違う、という感覚ありませんか? ちょっと分かりずらい、でしょうかね。
首がこって、動かしたくなりぽきぽきと鳴らすという経験、あると思います。じっとしていると首のコリが気になり、動かしたくなるのですね。
肩甲骨周りのコリも、肩を回すことで背中にゴリゴリと感じるのはそこが、本来ならばあまり制限がなく、もっと自由度が高いといいよ、と言うサイン、身体からの声と考えてみるといいかと思います。
首を例にしますと首は常に動くことで、身体全体のバランスを取りますからこれは、左右、上下を「みる」 目の動きと連携して動いています。
また、身体が、これも右、左と動こうとするときに最初に脚からいくこともありますが、実際にはまず、首から動き始めるということも多いです。
座っていて、立ち上がろうとするときにまず首から動くというように、です。方向を向いてから、身体が動き出す、という順序で。
こうした動きが自然と出来ていると 楽 です。身体が自然とついてきますから。
首に身体がついてくる、と言うような感じですが全身が無理なく動く状態です。車の運転時など左右を向くこと自体が不自由だと嫌な感じで疲れますよね。
こうした時、首を動かして音を鳴らしたくなるのではないでしょうか。
音を鳴らすと実際に気持ちいいのはそこに動きが生まれるからでじっとして居続けることの方が不自然だからだと思います。
あまりにも、首の調子が思わしくない、重いな、スッキリしないな、となるとつい、音を出すように動かしたくなる、と言う感じでしょうか?
実際に休息を取って運動をして、と言うことはとても大事です。
ただ、実際に疲労がなかなかとれないまま明日を迎える、と言うことが続くと体調を崩すことにもつながります。また疲れが取れないということが肩こりをなかなかいい状態に持っていけないということにもつながってきます。
きっと、子供の頃は、首や肩甲骨に音がなんてことなかったはずです。
ちょっと表現がきついかもしれませんが例えて言うなら、「油切れだよ」なんて言い方をする方もいますが実際、油が切れかかっている状態とも言えなくもないですね。
油を刺す、ではないですが、どうやって・・・?
では調子がいい状態とは・・・これは コリが気にならない、と言う状態です。
重さをあまり感じない、肩のコリに意識が行かないと言うことでもあります。肩甲骨、体調、コンディションによって辛くなったり楽になったりしませんか。
たとえば、仕事中はとてもこるけれど、休日にはそうでもない、とか。肩甲骨のコリは、体調、コンディションの良し悪しととても関係が深いです。
まず、首から動く、と先ほど言いましたが、肩甲骨周りのコリは胃腸の調子や疲労との関連が深く私たちの身体の状態を現すと言っても過言ではありません。
そのため、セルフケアとしては胃腸の調子を整えるために、脂っこいものや冷たいもの、生ものなどを控えると楽になることもあります。
やはり、調子がいいときは少しくらい疲れていても頑張れる。
体調、調子が良くないと、無理が効かなくなる。と言う経験あるはずです。
肩甲骨のコリもそのように考えるのも考え方の一つです。ゴリゴリと音がする鳴らしたくなる時は気持ちの面も含めて、心身の疲れがあり無理をし続けない方がいいよ、と言うサインだと思うのも予防の一つです。
疲労状態にある時は油が切れている。休息が油を刺すという意味と考えると実際に鍼灸を行う場合には
鍼灸を行う際には肩周りだけでなく、胃腸の調子を整えることも行いまた、全身的な観点から疲労を取り、同時に目や頭も楽になるように調整をしていきます。痛くない鍼で調整をしていきますが、むしろ痛みのない刺激の軽い鍼の方がコリを取るのにはいい場合が多いですよ。