ご予約はお電話で TEL: 048-797-8141 ご予約はこちらをクリック

頭痛の はり治療 続き 治療の話をもう少し詳しくします

目次

頭痛の はり治療 実際によくある症状について

頭痛の鍼治療

偏頭痛

後頭部の痛み

全体が重く 痛い

低気圧の影響

元々頭痛があり体質的なものと捉えている

耳の後ろや後頭部が重く痛いという場合は 血圧が高めの方にみられる場合があります。

等、ひとりひとりの状況があります。

もちろん、体質的な面からどのように頭痛の鍼灸治療を行うか、と言うことは治療の柱ともなりますので脈を診たりツボの状態を診たりして判断をします。

また 頭痛が起きる前兆として肩こりの程度が重くなってくる、疲労や 睡眠が追い付いていない、 お腹の調子がすぐれないなどの状態が続いている、というかたもいらっしゃいます。

頭痛の はり治療 の考え方

頭痛の鍼治療とは、頭に鍼をするのでは、と思われることと思いますが当院の頭痛の鍼灸治療は頭には全く鍼をせずに脚(足)、腕、背中のツボに鍼(またはお灸)を行います。

どのツボに鍼、お灸を行うかは脈(手首のところの脈の状態)を確認してツボを探します。脈を確認しながらツボを探すと、単にツボだけを探るよりもいいツボを見つけられます。脈の状態がいいツボに行き当たる(触れる)としっかりと力強い感じの脈打つ感じになるからです。

脈の反応を診ながら仰向けでは腕、脚のツボに1か所に鍼をしては脈の状態を確認するということを繰り返します

さきほど、力強い感じの脈、と言いましたが頭痛がひどい時には脈が大きく、落ち着かない感じであることが多いので落ち着いた、さっぱりとした感覚の脈になるようなツボを探し当て、そのツボに鍼をします。鍼は痛いと効果がなくなるので痛みを感じない優しい感じの鍼を行うことで身体のリズム(頭痛、興奮している)が落ち着くように鍼をします。

鍼をする際にも単に鍼をするのではなく興奮している身体のリズムである場合は落ち着くように、痛みが引いていくように、これは術者(鍼灸師)のイメージですが患者さんの身体(ツボ)は素直に今の状態を教えてくれますので、特に頭痛、苦痛で興奮状態にある身体、ツボの反応をうまくなだめるような感じも時にイメージ、思いながら鍼をしますと効果も違ってきます。

こうしたことが鍼のさじ加減、患者さんの反応を診て、鍼灸師の感性、感覚、また経験値も含めたものすべてを注ぎ込んでの鍼灸治療となります。

脈だけでなく、首のツボ、肩、背中のツボなども、たとえばある1か所が他の箇所よりも熱く感じる、盛り上がっているという所があります。俗にいう「ここが凝っている、硬くなっているところ」とイメージしていただけるとよいかと思います。

そうした目立つところが目立たなくなるように調整をしていくような鍼を行うことができると頭痛が楽になって来るサインです。

頭痛の はり治療 頭以外の箇所への鍼

頭の痛み、重さを楽にするツボとして腕、脚(足)のツボを用います。

頭だけでなく、全身を診て、患者さんの身体に何が起こっているのか?

低気圧、湿度の影響か、また寒気、冷えによる影響か、疲労か、ストレスか、原因は人それぞれのものがありますが、頭に気が上り過ぎていることが頭痛の場合、現象としてみられることです。

脈も大きく、興奮している場合が多いので、この「上り過ぎた気」を上半身(頭)から下半身(足)に引き下げてやる、ということを行います。

たとえば、脚の三里(さんり)というツボなどを用いて脈の状態が落ち着くように鍼を行いますと鍼をしていない首や肩の硬さが取れてくることがあります。

頭よりは位置としては下ですが、全身の広い範囲を有効に使っての興奮を下げる治療をします。

足が温かく、頭が軽くなるような、いわゆる頭寒足熱の状態にしていくことが大切です。また頭寒足熱状態になると呼吸も深くなり体感的も軽くなります。

頭痛の はり治療 背中のツボ

背中は内臓につながるツボがあります。

内臓を元気にするためのツボがたくさんあります。

回復力の源が内臓です。睡眠とも直結します。

頭痛の鍼灸治療の場合、軽症の場合は治療直後よりも一晩経ってから、翌日、また数日経ってから軽くなると言う場合が多いです

肝臓、消化器、呼吸器、腎臓など内臓の調子を整えることは睡眠、消化吸収はもちろん、精神的な面でも休まるリラックス効果にもつながります。私たちは睡眠をとることで身体、精神の疲労を回復させますので、身体の奥の方の状態が良くなることは回復力、治す力をしっかりと働かせることにもつながります。

背中のツボも内臓の機能に働きかける効果がありますが、その中でも患者さんの体質により今はここが一番弱っているな、と言うツボが必ず誰にでもあります。

いま、ここが弱っているという反応のあるツボは、背中の広い範囲の中でも一か所、二か所、へこんでいるような、力が弱っているなと言う反応を皮膚上に診ることができるところがツボとなります。

手足のツボは頭の気を足(手先)に引き下げることで頭に空間を作ってあげるような感じで、背中のツボは身体の奥の方、回復力をもたらしてくれる内臓の調子を良くするツボにそれぞれ鍼、お灸を行います。背中のツボの場合、お灸を行うことがあります。慢性の頭痛の場合はお灸が奏功することがあります。

手足のツボは気を引き下げる効果に加えて季節、天候による身体の変調を整える効果もあります。

最近ですと、天候の急変(ゲリラ豪雨)、日によって気温差が大きい、季節がずれている(暑い時期が多い)湿度の影響がつらい等と言った外界からの影響を整える効果もあります。

私たちの身体、心は季節の移り変わりと合っている状態で過ごせつ方が楽ですので、その時期、季節の中で「今の時期に応じた身体の状態、今の時期を過ごしやすい状態」にすることが大切です。また長い目で見ると今の時期をしっかりと調整してコンディションをよくしていくことで次の季節を楽に過ごせることにもつなげていける、という意味もあります。

よかったらシェアしてね!

鍼灸専門 3,300円
痛くない鍼 ひとりひとりに合わせた治療

目次
閉じる