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首、肩の痛みと鍼灸の経絡、ツボの流れ

首、肩には特定の経絡(気の流れ道)があります

首が痛い、後ろに反れない、横に向けない

肩の痛み、五十肩、腕を挙げられない、後ろに回せない、夜間がつらい

これらの症状を訴えてご来院される方に対して、どの経絡が治療対象の経絡になるのか、脈を診ながら鑑別します。しっかりと脈とツボの反応を見極めて鍼を行うことが大切です

首の痛み、肩の痛みがどのあたりに感じるか、はっきりとしない場合もあります。

はっきりと首の前側が首を前に倒すときにいたい、後ろに首を反ることが首全体が痛くてできない

肩の前側が痛くて腕を挙げられない、肩がどこが、とはっきりしないが後ろに反れない

等々、、、

必ず、傾向があります。その傾向がヒントとなりどの経絡のツボに鍼を行うのが効果があるのか、と言うことがまずは最初の診断上の判断基準となります

しかし、実際には首、肩以外にも腰の症状があったり、他の身体の内面的な疲労等、様々な状況があり、首、肩の苦痛が今は第一であっても他の症状のサインも身体(ツボの)のサインとして出ていることもあり、肩、首だけにフォーカスをすれば良い、と言い切れない場合もあります

そのような複雑な状況の中で、昔ながらの経絡(ツボの流れ道)を脈を診ながら、どの経絡にツボがあるのかを見極める方法でツボを見つけます

しっかりと脈とツボを診て行くことで、表に現れている(分かりやすい苦痛)だけでなく本当に必要なツボがどこか身体のサインが脈に現れて教えてくれます。

脈診を行う理由です

また、単に筋肉や骨格と言う形として理解しやすいものだけで効果が見られない場合にも有効なツボをみつけるという方法を行うことで光(治癒への道筋)がみえてくることがあります

この手法のいい所は、たとえば首の痛みがひどく、炎症反応がある場合など、直接首に鍼をしないで例えば、図(写真)にあるように首の前、横、後ろとそれぞれ経絡の流れ道があり、その流れ道が肩、腕、肘を通って手首の方まで続いているので、手首周りのツボを探って(脈を診ながら)、首の痛みを取るツボを見つけることができると言うことです。

ただ、首の痛みを取るツボと言っても症状のこじれ具合にもよりますので、つらさの度合いが大きい場合は一度にではなく少しずつ、つらさを減らしていけるように鍼を腕のツボにしていきます

首の痛みも首だけの問題ではなく、全身的な疲労や、首の痛みのために長期間抱えていた精神的なストレスなど、まとわりついている様々な問題も一緒に診て行かないと「さっぱりした」と言う身体の(首の)状況にならないことが多いからです。

多分に、心身両面の回復力が発動して、気力体力、回復力の余力を生む状態になってはじめて首が楽になってきます。

首だけを診て上手くいかない場合、身体のもっと奥深い所の状況と、メンタル面のストレスを診て行くことに隠れた

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