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リウマチ 熱感と症状のつらさを鍼灸で調整して気力体力を。

リウマチの熱感と症状のつらさを鍼灸で調整していく上で、どのような考え方、方法で実際に鍼灸を行うのかについてお話します。

目次

リウマチ 熱感と症状を調整する鍼灸

●熱感

●症状(痛み)

熱感は実際に患者さんが当院の治療用ベッドに横になる際に施術者である私が肌で感じるほど、熱の感覚が伝わってくることがあります。患者さんの脇にいて熱さが伝わってくる感覚が本当にあります。

また、痛みのために「痛い痛い」と言いながら仰向けになったり、うつ伏せの姿勢になることも珍しくありません。こうした熱の感覚や実際の痛みをどのように調整していくか、病院で出された薬を服用されながら当院にいらっしゃる方が多いですが、鍼灸の考え方を述べてみたいと思います「涸沢から見上げた天の川」の写真

鍼灸を行う際に、痛みのある関節のところに鍼をする、お灸をするのかと思われるかと思いますが、実際に当院で行っている方法はいかに熱を楽にして、同時に痛みを軽くさせることが出来るかと言うことが大事だと考えていますので、身体の内側から発せられる熱を下げるために内臓の調整と言う意味合いで背中のツボに鍼またはお灸を行います。背中のツボも人それぞれ違うツボを用います。体質や辛さの状況により、ツボの位置も変えて(同じ方でも)行うこともしばしばです。

リウマチに効果を出すための鍼灸のツボ

背中のツボも熱のつらさが収まるように呼吸の浅い、せわしない感じを落ち着かせるように鍼を操作していきます。

この操作の加減も「これだ」というところがあり、ぴたっと、いいツボを見つけらて鍼をしていると患者さんが「落ち着いてきた、気分が楽になってきた」と言われることもあります。呼吸がしやすくなり、熱のために浅くなっていた呼吸が深くできるようになるからです。この時点で熱の感覚の辛さが引き始めています。

リウマチ性多発筋痛症

当院にいらしている患者さんで肩まわりが痛いと言われる方もいらっしゃいます。指やひじ、足の指や足首などではなく肩の周囲が熱くなっていて明らかに熱がある感じが分かるケースです。

リウマチ性多発筋痛症と言う、実際にリウマチと似た症状とも言われていますが血液検査をしても異常がないのに熱い感じがして炎症のような痛みを感じるというものです。

この症状(肩の周りの痛み)は実際にリウマチの血液検査が異常値を示している場合にも見られることがあります。

その場合にも肩の周囲に鍼をするのではなくあくまでも熱を下げるためのツボを背中のツボから探します。背中のツボは上手く用いることが出来ると呼吸を楽にして、身体の緊張を解く効果があります。

手足のツボは痛みに直接効くように思えるかもしれませんが、呼吸や身体の奥からのリラックス効果を出していかないと熱の感覚が落ち着いてこない、と言うのが当院におけるリウマチの患者さんへの施術経験から言えることです。血液検査の異常の有無と実際の熱の感覚、つらさが必ずしも一致するばかりではないケースもあります。

ただ、熱をいかに楽にさせるかと言うことに関してはツボを用いたアプローチがあります。

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