鍼灸専門 3,300円
痛くない鍼 ひとりひとりに合わせた治療
過敏性腸症候群 ツボ 鍼灸を行う際に用いるツボについて。
過敏性腸症候群 お腹だけの問題ではなくメンタル面、心因性によるものが多いと感じます。ツボを選ぶ際にもメンタル面の安定、心の安心を得られる効果のあるツボに、ちゃんと必要な加減の鍼、お灸を行うことが出来るかどうかが効果をもたらす上で重要となります。
過敏性腸症候群 ツボ 鍼灸を受けられる方へ
●一日のスタートがつらい。朝、通勤、通学時にお腹の調子が良くない。
●お腹の音が人前で気になり仕事等に集中できない。安心した時間が過ごせない。
●一日の中でお腹が張る、痛くなる時間がある(朝、午後など)
このような悩みは職場や学校などでなかなか言い出しにくいものであると当院にいらっしゃる患者さんの多くが仰います。
病院に行かれた上で鍼灸を受けてみようと思われる方が多いですが、薬には頼りたくないと言う思いをお持ちの方が多いのも鍼灸を受けられる要因になっているようです。
身体にとっても出来るだけ自然に薬に頼らずに辛さが楽になる方がいいですし、気持ちの上でも安心するということも実際にあります。
鍼灸での調整もお薬を飲みながらいらっしゃる方も多いので、現実に即して(薬と鍼灸の併用)心身両面においてお腹の調子を整えるための鍼灸の話もしてみたいと思います。
過敏性腸症候群 ツボの特徴を生かして鍼灸をします
私たちの心、気持ちは常に揺れ動いています。一日の中でなんと6000回も決断をしている。何かを選択する回数が6000回あるそうです。
買い物、道順、着るもの、食べるもの、、、他にも無意識のうちに様々な選択をしています。
ふだん無意識にしていることの中の身体の作用のひとつにトイレ、お通じもあります。お通じが無意識のうちに苦しむことなく自然に済ませられれば悩みはないのですが、本来自然にできるはずのお通じが苦痛であることが日常生活をストレスの多いものにしてしまいます。
心が揺れ動く、と言いましたが精神状況が苦しいものだと当然私たちの身体にもサインが出ます。それがツボの反応として現れるのです。
過敏性腸症候群 鍼灸 原因を探りながらツボを選ぶ
私たちの身体、心は常に何かに影響を受け、受け止めた影響をどう感じるかによって体調やメンタル面での調子の良し悪しのコンディションに素直に現れます。
鍼灸を行う際には脈(みゃく)と言って、手首のところの脈を打つ箇所の強さ(弱さ)の感じを見ながらツボを探ります。その日の体調や精神状況により脈が速くなったり、落ち着きがないように感じられることもあります。
お腹の調子が思わしくなく、痛みがあったり、苦しい時には脈もせわしないように、苦しい感じに感じ取れます。この感じをいかに楽な感じにしていけるかが大事になってきます。
お通じの問題で思うように心と体の状態が言うことを聞いてくれない時に脈が余裕のない感じになる、一方で精神的に我慢をする日々を送ることがなかなかお腹の調子が良くならない原因とも考えられる、人それぞれですが心身両面の余裕のなさが反応として脈、ツボの反応(皮膚の色つや、元気さ)だけでなく表情、顔色にも表れます。ごまかせないものです。
脈を診てせわしない感じがするときには脈だけでなく背中や手足の皮ふもツヤがない感じになったり、呼吸が浅くなったりします。
お腹の調子を良くするツボだけでなく心の状態を楽にするツボへの鍼も行いながらお腹の状態をよくするツボへの鍼またはお灸も行います。そのためお腹や背中の胃のウラあたりのツボだけに鍼またはお灸を行うばかりとは限りません。
脈が良くなるツボが手脚のツボであったり背中のツボであったりすることもあります。
脈の感じが良くなると呼吸が深くなり皮ふの色つやもよくなってきます。脈、呼吸、皮ふと相乗的によくなることが実際に効果がある時にはみられることです。
心の安心がお腹にもいいことは間違いありません。ツボを選ぶときにはこうしたことを考えながら診させていただいております。
また、薬との併用についてですが鍼灸治療の効果の一つに身体(心)の「浄化作用」があります。
腸の調子を整える上で、体の力を抜いて精神的にリラックスできる時間を一日の中で持てるように鍼灸を行うことだ大切です。腸そのものにアプローチをする現代医学とはまた違った観点から肩や背中などのコリや、頭の重さなどを楽にしていくことも考慮して鍼灸を行うと自然としっかりとした安定した脈の状態になっていくことが多いです。
薬にだけ頼ることとは違う要素のひとつとして鍼灸を取り入れることで上手く調子を保つことにつなげていくことができる場合はどう言う時かと言うと、現代医学では診なくなった脈の反応(心身の自然な反応)に素直に従って治療の際に用いるツボの数も少なくて脈が良くなる場合です。
身体と心の双方のつながりにおいて本当に楽になる場合には多くのツボ、ではなく少ないツボできちんと心身の状態が整います。そのためにしっかりとツボを探すのですがその理論的な背景が陰陽論、五行論(いんようろん、ごぎょうろん)と言った東洋医学の持つ病気を部位別にみる診方でない全体的な診方を大事にするところにあります。