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過敏性腸症候群 鍼灸 体力を さいたま市鍼灸みぬま治療室

 お腹の調子、トイレの問題、お腹の音、自分にしか分からないつらさ

過敏性腸症候群の鍼灸についてお話します。元気になるために、です。

目次

過敏性腸症候群 鍼灸 体力、気力

体力面で自信がない、気持ちの上でも自信が持てない、心身両面の元気を引き出すツボに状態に応じて加減をしながら鍼灸治療を行います。

元気を出すこと、専門用語ですが、補う(おぎなう)ことに徹すると言うことを意味します。エネルギーを心と体にどんどん入れていくイメージです。

「上空から撮影した高速道路」の写真

補うということがどれほど大事か・・・

実はお通じの問題で、下痢が続いていると物理的に排便と言う現象だけでなく「出過ぎてしまう」と言う減少に苦しむ方が多いと感じています。物理的な排便の状態だけを言うのではなく、体力、エネルギーと言った意味での気(き)も出過ぎてしまうということが起こるのです。体感的にお分かりになる方、きっといらっしゃると思います。虚脱感、だるさなどを常に感じている、身体に力が入らないと言った感覚のことと思っていただけるといいと思います。

体力を補う、、、どうすれば、、、ここは難しく考えずに基本的には食事や睡眠が大事であるということは誰もが分かり切っています。

過敏性腸症候群 鍼灸 自然な状態に対して

良く眠れて、食べれて、お通じも問題ないと言う理想的な状態に比べて思うようにお腹の調子が良くならない状態では さきほど申し上げましたお通じと一緒に気(き)、エネルギーが出て行ってしまう状態にあります。

休息が追い付かなかったり、気持ちも落ち着かない、安心できないといったことが日常の中でもとても気になって仕方がない状態にあります。

自分の意志でコントロールできないところのつらさがありますので自然に楽になるようにしていくことが本当の意味で必要になります。

補う、ということの意味は心身両面のエネルギーが充実した状態にさせていくこと、元気を入れていくことを鍼灸で行います。元気が充足されると自然に身体が動き出します。意識しないでも苦痛が楽になるようになっていく、そういった状態になるために必要なツボに鍼灸を行います。

「神戸の夜景を背景にLOVE KOBE」の写真何でも、自然に出来ている状態が一番楽です、、、では、どうするのか。

過敏性腸症候群 鍼灸 どう調整するか

鍼灸治療は仰向け、うつ伏せの状態で行います。

当然、うつ伏せの時には背中のツボ、肩や腰のツボに鍼、またお灸をします。

ツボと言っても、ただ、このツボはこういう効果があるからと、単的に治療を行う訳ではありません。

たとえば、背中のツボに鍼をする際には、背中のどこが一番、へこんでいるか皮ふのハリがないところ、一番元気がなさそうに感じるところをみつけてそこに鍼、またはお灸を行います。その際の加減が一番大事です。

お腹に気を入れていくことを目的としていますが、この一番へこんでいてチカラのなさそうなツボの反応が、鍼、またはお灸をすることでチカラが出てくる感じ、へこみがなくなり、盛り上がってくる感じになると呼吸が楽になり、頭が軽く足が温かくなりやすくなります。お腹に気(元気)が送られて来るサイン、身体の自然な反応です。

こういった診方をします。患者さんの現れているサインを術者(鍼灸師)が読み取り、経験と感覚を駆使してツボを選び、加減をしながら鍼灸を行うと言うことは西洋医学とはまた違った鍼灸の特徴とも言えますね。体感的、心理的に楽になる、軽くなる感覚は時に感動さえ覚えることがあります(患者さん、施術者双方にとって)。

また、仰向けでは脈(みゃく)と言って手首の少し上に、脈の動きを感じるところがありますがこの脈の感じが気力、体力がないときは、弱く感じるのですがこれを、強く感じるように仰向けでは腕や脚のツボを使って脈を変化させていきます。強いと言っても適度な強さ、優しい感じの強い脈と言うのがいい脈なのですが、脈はまさに感覚が大切になります。それだけに脈に従っていいツボを探るということをします。

上手く変化すると、嫌な感じではなく、いい意味でお腹が動く感じがしたり実際に空腹感、お腹が減って来たりします。空腹感は食べる意欲につながります。意欲、気力ともつながります。

こうした、お腹が空くという感覚が出てくると食べようという意欲にもつながることですし、実際に食べることが少しずつできるようになり体力がついてくる、ということにつながります。

下痢の場合、出す、ということが物理的にやわらかい、または水のような便が出るということだけではなくいっしょにエネルギーも出てしまうという考え方を鍼灸の場合はします。

気(き)とはエネルギーと考えてください。できるだけ、いい状態に持っていくにはエネルギーをお腹に残してあげて不要となった分だけの「便」だけが出るように、お腹にエネルギーが温存されると腸の働きが自然に、吸収という本来の働きをするようになります。

腸だけでなく、身体全体がエネルギーがある状態が消化吸収以外のことを行う上でも大事ですから腸が元気になると身体に余裕が出来、身体が元気だと腸もしっかりする、と言うように考えるといいと思います。

調子のいい時には食べたものがお腹の中に滞在している時間が安定しています。まず食べたいという欲求(食欲)からはじまり、胃に入る、胃の中にとどまっているときには腸は空っぽです。胃から腸に降りると今度は胃が空っぽになり空腹感を覚えます。そして排便に至っては排泄の後の爽快感が出るまで調子を良くしていくことを目指して(見越して、そこに向かって)、今は調子が出なくてもそのような状態に近づけるにはどのツボがいいか、と言う診方をします。

慢性的な症状の悩みは回復に時間がかかるものですがそうしたことも含めてエネルギーを入れていくことをしっかりとやっていくことが大切になります。

補う、と言うことの意味はこうした意味を含めます。

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