精神安定効果、鍼灸治療の一例。心身両面のケアについての話

精神安定効果、鍼灸治療における心身両面のケア。

精神安定効果、鍼灸の考え方

精神安定。

不安になる。

ドキドキする。実際にみぞおち(おへその上の方)が

ドクドクと拍動するということもあります。

これは、心臓のドキドキと違って、自覚できないかもしれません。

鍼灸治療の際に、お腹に軽く触れてみて分かる場合が多いです。

 

気持ちが落ち込む。

やる気が出ない。

 

気力が出ない、とも言えますが

気持ちが動かない感じもあるでしょうか。

 

精神的に張りがない状態。

緊張している状態。

などに対するケアを鍼灸でどのように行うか

について今回はお話していきます。

 

鍼灸の場合は全身治療とよく言いますが

実際に、頭、腕、脚、背中などに鍼をします。

これは、精神安定効果をもたらすことを目的としてです。

 

 まず、頭への鍼は

 頭をスッキリとさせる、ということの他に

 元気を引き上げる。という目的があります。

 

 頭は身体の中で一番上にあります。

 そのため、頭の特に、てっぺんのあたりは

 元気を出すのに、エネルギーを上に引き上げる

 という効果、役割があります。

 

 脚や腕は、自律神経のバランスを整える

 お腹の調子、

 血流バランス、

 睡眠など

 自然に意識しないで身体がやってくれている

 特に、上手に休めるように

 という意味の効果があります。

 

 特に脚のツボは、頭とは逆に

 身体の下にありますから、しっかりと

 身体のバランスを保てるように

 脚だけでなく、全身に力が入るように

 という意味もあります。

 

 背中は、内臓が奥(中)にあることからも、

 内臓の状態が背中のツボ

 実際には背中の皮ふに

 反応が現れます。

 

 弱っているな、疲れているなという時には

 背中のどこかに、皮ふの張りがなかったり

 ちょっと冷たい感じがしたり

 元気がないな、という感じが

 触れてみると分かる。

 

 そうした感覚のあるところに

 治療をしていきます。

 

 精神安定効果のために

 これらの箇所、ツボに鍼をしていきますが、

 ソフトに、やさしく行います。

 

 なんといっても、元気を出す。

 そのためには、ソフトな刺激で効果を出していく

 ことが大切です。

 

 なぜなら、今は元気が不足している。

 という状態では、いきなりたくさんの元気が

 出てくるということは、なかなかむずかしい、

 

 そのために、少しずつ変化していく方が

 心身のリズムとしてもいいのです。

 

 と言うのは、たとえば

 食欲に例えると、いきなり

 たくさんの量を、食べものもそうですが

 

 いきなりは無理ですよね。

 まず、食べてみようかな、

 という、気持ちになっていくこと。

 

 それも無理にではなく、

 自然とそうして気持ちになれるように。

 そのためには、お腹の状態もそうですが

 体調自体が少しずつ楽になっていくことで

 気持ちも楽になってくる。

 

 ということが大事です。

 精神安定効果、リズムを大切に

 精神安定効果、は「安定」ですから

 ある程度の範囲で気持ちが落ち着いていること

 を目指します。

 

 そのために、今できることとして

 身体が少しでも軽く感じる

 目や頭が楽になる

 肩のコリが楽になる

 脚に力が入る

 など、何らかの身体の変化を出していきます。

 

 一番つらい感覚が楽になることが大事ですが

 いきなり、無理な場合には

 できるところ、楽になりやすいところから

 ケアをしていく、というのも

 ひとつの方法です。

 

 もちろん、最終的に一番つらい感じ

 身体、心の感覚を楽にするところに

 つなげていくために、です。

 

 身体がいい方向に向くと必ず、気持ちも楽になります。

 

 そして、気持ちが楽になると

 今度は、少しずつですが前向きな気持ちが

 身体も動きやすいように自然と

 心身のリズムを取ろうとします。

 

 本来、心と体はお互いに助け合って

 バランスをとろうとするものですから。

 

 段階を踏んで精神安定のための鍼灸ケアを

 行っていきます。

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